株で失敗しないためのリスク対策

株式投資は余裕資金で

株は余裕資金での投資が鉄則です。
特に慣れないうちは無理をせず、預貯金の一部など当面使う予定のないお金を株式投資に回しましょう。

日常の生活費を使って株を購入したり、預貯金の大部分を使って株を購入するのは、大きなリスクを背負うことになります。
心理面においても、株価が思いどおりに動かなかったときに心のゆとりも失ってしまい、冷静な判断ができなくなります。

冷静な投資判断は株式投資の成功に最も重要な要素になります。

余裕資金の範囲内での計画的な資金運用を心掛けましょう。

株初心者は現物取引で

株の取引には「現物取引」と「信用取引」があります。

現物取引とは現金で決済する通常の取引のことで、証券会社の口座に入金した金額の範囲内で取引を行います。

信用取引とは証券会社にお金や株を借りて、担保として預けている委託保証金の3倍程度まで売買することができる取引方法です。

資金の3倍で株取引をするということは、利益も3倍得られますが、損失が出た場合も3倍です。
つまりハイリスク・ハイリターンな取引方法で、十分な投資経験を積んでいない株初心者が行うのは危険です。

ある程度の経験を積み、株式投資に自信が持てるようになるまでは現物取引で取引しましょう。

分散投資を心掛ける

分散投資とは、リスク管理の観点からいくつかの銘柄に資金を分散して投資することを言います。

資金をひとつの銘柄に全て投入した場合、その銘柄の株価が暴落した際に大きなダメージを受けることになります。

しかし資金を分散して、いくつかの銘柄に投資しておけば、ひとつの銘柄で損失が出た場合でも、別の銘柄が値上がりすればカバーすることができます。

分散投資

また、いくつかの異なる業種に分けて分散投資する方法もあります。例えば輸出関連企業は円高になると不利になり、
株価が下がる傾向があります。逆に、内需関連企業の株価は上がります。
両方の銘柄に投資をしていれば、上がった方を売り、下がった方を回復するまで持ち続けることで、安定的に利益が出ることになります。

さらに時間を分散する(購入のタイミングをずらす)ことにより、株を平均的な株価で購入することができます。

リスクを最小限に抑えるためにも、こうした分散投資は有効だと考えられます。

高値で買わない

ある銘柄の株価がどんどん上昇しているのを見ると買いたくなると思います。

株初心者がよくある失敗のひとつが「買ったとたんに株価が急落した」という高値づかみです。

株価が急騰した後は、急落することが少なくありません。

株価の上昇がいくらで止まるかはだれにも分かりませんが、上昇・下降の転換点はチャートからある程度読み取ることができます。

「高値買いの安値売り」にならないよう、チャートの基本をしっかり身に着けしましょう。

利益の確保・損切り

株は売らなければ利益が確定しません。順調に株価が値上がりしていても、「まだ値上がりする」と思っているうちに株価が下がり、利益が減ることも考えられます。売り時を逃して後悔しないためにも、あらかじめ「何%上昇すれば売る」と決めておくのも方法のひとつです。

逆に、株価が思惑どおりに上昇せず、下落した場合でも 「いつか買ったときの株価に戻るだろう」と思って株を持ち続けているうちに、株価が大きく下落し打つ手が無くなることもあります。

損失の拡大を防ぐためにもある程度の損失は覚悟で売却(損切り)し、その資金を新たな投資に回して利益を狙うことが成功への近道です。

一般的に購入時の株価から10%〜15%の上昇・下落を目安にする投資家が多いと言われます。リスク管理を徹底するという考え方からも、こうした機械的な売り方は有効です。